トンネル工事における換気風量の計算と設備の選定(2)

2.トンネル建設に必要な風量の計算

トンネル建設プロセスで必要な空気量を決定する要因には、次のものがあります。同時にトンネルで作業する最大人数。1回の爆破で使用される爆発物の最大量:トンネルで指定された最小風速:ガスや一酸化炭素などの有毒で有害なガスの流出、およびトンネルで使用される内燃機関の数待機します。

2.1同時にトンネルで働く最大人数が必要とする新鮮な空気に応じて風量を計算します
Q = 4N(1)
どこ:
Q —トンネル内に必要な空気量。m3/分;
4 —1人1分あたりに供給される必要のある最小空気量;m3/min•person
N —同時にトンネル内にいる最大人数(工事の案内を含む)。人。

2.2爆発物の量に応じて計算
Q = 25A(2)
どこ:
25 —爆発物1キログラムの爆発によって生成された有害ガスを指定された時間内に許容濃度未満に希釈するために1分あたりに必要な最小空気量。m3/min•kg。

A —1回の爆発に必要な爆発物の最大量kg。

2.3トンネルで指定された最小風速に従って計算

Q≥V分•S(3)

どこ:
V トンネルで指定された最小風速。m/分。
S —建設トンネルの最小断面積。m2.

2.4有毒で有害なガス(ガス、二酸化炭素など)の排出量に基づいて計算

Q = 100•q・k(4)

どこ:

100 —規制に従って得られた係数(ガス、トンネル面から噴出する二酸化炭素、1%以下の二酸化炭素濃度)。

q —トンネル内の有毒で有害なガスの絶対流出m3/分。測定された統計値の平均値による。

k —トンネルから噴出する有毒で有害なガスの不均衡係数。これは、実際の測定統計から得られた、平均噴出量に対する最大噴出量の比率です。一般的に1.5から2.0の間。

上記4つの方法で算出した上で、トンネル内の工事用換気に必要な風量値として、Q値が最も大きいものを選択し、その値に応じて換気装置を選択してください。また、トンネル内で使用する内燃機関・設備の数を考慮し、換気量を適切に増やす必要があります。


投稿時間:Apr-07-2022